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2021.12.07

WING

米MDA、アラスカのLRDR初期運用開始を宣言

将来的には極超音速ミサイルにも対応

 米ミサイル防衛局(MDA)は12月6日(米国現地時間)、アラスカ州・クリア宇宙軍基地で建設していた長距離識別レーダー(LRDR)の建設およびレーダーアレイの設置が完了し、初期運用開始を宣言した。
 LRDRは米国本土における弾道ミサイル防衛のほか、地球周回軌道場衛星監視などに用いられるレーダー施設。レーダーはロッキード・マーティンのSバンドレーダー技術を用いており、高さ60ft(約18m)、幅60ftの巨大なレーダーアレイと先進的な窒化ガリウム技術により現在利用可能なレーダーの中でも最も強力で能力が高く、より持続性があり、より信頼性が高いとMDAは述べており、LRDRは将来的に極超音速ミサイルにも対応するとしている。ちなみに、日本がイージス・アショア用に購入したAN/SPY-7(V1)はこのSバンドレーダー技術を基に開発されたもの。

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