記事検索はこちらで→
2021.12.03

WING

IATA、「グローバル・ネットワークが再び危機に」

各国政府の出入国規制、「効果なし」と批判

 国際航空運送協会(IATA)のウィリー・ウォルシュCEOは12月2日(ジュネーブ現地時間)、「オミクロン株の出現によって、長い時間をかけて再構築してきたグローバル・ネットワークが、危険に晒されている」と話すなど、新型コロナウイルスの新たな変異株の出現に、危機感を募らせた。
 ウォルシュCEOは「オミクロン株の出現により、多くの政府がパニックに陥り、再び渡航の自由を制限したり、あるいは出入国を完全に禁止する措置を講じてしまった」と話すなど、ようやく回復に向けて舵を切り始めていたなかで、各国政府が再び急速に強い水際対策措置を講じていることに不満を示した。その上で、「世界保健機関(WHO)は一律に渡航を禁止したとしても、国際的な感染拡大を防ぐことはできず、人命や生活に大きな負担がかかると明確に勧告している」とコメント。

お試し価格で全文公開中です。