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2021.11.04

ウイングトラベル

★JATAトラベルマート、コロナ後の仕入変化議論

 「日本式」もう通用しない、正確な情報把握必要

 日本旅行業協会(JATA)は、第2回JATAオンライン・トラベルマートで、「国際往来再開後の仕入の変化」をテーマにパネルディスカッションを開催した。パネルディスカッションでは、海外旅行再開に向けて、仕入れ環境の変化が進む中で、コロナ前のようなノーリスクで大量に仕入れて、大量にリリースするような「日本式」は、コロナ後は通用しないことで認識が一致した。
 加えて、グローバル市場で日本のプレゼンスが低下している現実を受け止め、旅行会社はパートナーの観光局、航空会社やホテルなどのサプライヤー、ツアーオペレーターとの関係を再構築することが求められるとした。さらに、国際往来再開後のレギュレーションの内容が統一されておらず、デジタルパスポートの適用内容も短期間で変更や撤廃が繰り返され、正確な情報を把握して対応する必要があることが指摘された。
 また、海外旅行の本格的な再開については、来年4月を目標とし、10連休が可能なゴールデンウィークの海外旅行需要の拡大を期待した。
 パネルディスカッションは、日本旅行の高橋正浩執行役員グローバル戦略推進本部副本部長がモデレーターを務め、マカオ政府観光局の榊原史博日本局長、ターキッシュエアラインズの堀直美旅客営業本部長、ミキ・ツーリストの氏家淳取締役副社長の3氏がパネリストとして出席した。

 

※写真=左からモデレーターの高橋氏、パネリストの榊原氏、堀氏、氏家氏

 

 榊原氏「行動規範共有し、疫学的証明を優先」
 正確な情報提供、訪日と一緒にプロモーション