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2021.10.28

WING

砕氷艦「しらせ」、第63次南極観測支援出国行事

14日の停留の後、11月10日に南極圏へ向け出航

 海上自衛隊・横須賀地方総監部は10月27日、「第63次南極地域観測協力」のため、南極地域へ向かう砕氷艦「しらせ」の出国行事を横須賀地方総監部・吉倉岸壁で実施した。
 出国式典には、横須賀地方総監の酒井良海将を執行者として、統合幕僚副長の鈴木康彦空将をはじめ自衛隊関係者や観測隊関係者、そして「しらせ」艦長の酒井憲1等海佐など数十名の乗員が出席。新型コロナウイルス感染症流行下という状況のため、今年も隊員家族などは参加を控えてもらうかたちをとった。
 「しらせ」には艦長の酒井憲1等海佐以下約180名の乗員が乗船しており、新型コロナウイルス感染症対策のため、出国行事後は14日間の停留を岸壁に接舷したまま行う。乗艦する観測隊員についても同じく横須賀基地近傍で停留を行っており、11月10日に岸壁から乗艦して、南極地域観測へ出航することになっている。ちなみに、昨年の62次隊では沖合に停泊した「しらせ」に観測隊がボートで乗船したが、観測隊員には船に不慣れな人が多いため、安全の観点から今年は岸壁から直接乗艦するかたちをとったとのことだ。

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