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2021.09.03

ウイングトラベル

★IATA、EU各国の個別入国対応で混乱と警告

 EUデジタル証明開発もバラバラ対応でムダに

 国際航空運送協会(IATA)は9月2日(ジュネーブ現地時間)、EU加盟国が新型コロナ対応で入国規制の調和を図ることができず、欧州域内の自由な移動が損なわれていると警告した。EUデジタル証明(DCC)が開発・実装されたものの、依然として各国の対応にバラつきがあることから、入国管理方法が統一されたものとなっていない結果、旅行者や企業活動に混乱が続いており、期待された経済回復という効果をもたらしていないと指摘した。
 IATAの調査によると、EU加盟国の入国管理方法には国によって大きな違いが生まれているという。例えば、DCCを使用している国の約30%がPCR検査に代わる迅速検査を受け入れていないほか、19%の国が未成年者の検査を免除していないこと、さらには41%の国がEU域外の「ホワイトリスト」国からのワクチン接種済み旅行者の入国を認めていないことなどを指摘。

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