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2021.09.02

WING

7月の世界の航空旅客需要、19年比53.1%減

6月より回復大きく改善も回復傾向は遅れ

 国際航空運送協会(IATA)が9月1日(ジュネーブ減時間)に公表した世界の航空旅客市場データによれば、国際線・国内線の旅客需要を示すRPKは、コロナ前の2019年7月に比べて53.1%下回った。今年6月は19年同月と比較して60%減だったことから、6.9ポイントもの大きな改善がみられたかたちだ。ただ、IATAは各国政府による広範な渡航制限により、国際線市場の回復は引き続き遅れているとの見方を示すなど、警戒感を強めている。なお、座席供給量を表すASKは45.2%減少しており、供給量を絞ったため平均ロードファクター(L/F)は12.4ポイント減少した73.1%に改善した。

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