★豪州モリソン首相「感染者から重症者に焦点」

　コロナ新見解、ワクチン70−80%で日常取り戻す

　オーストラリアのモリソン首相は、新型コロナウイルスの出口戦略に関する新たな見解として、「症例数から入院している重症者数の割合に焦点を移す時」を発表した。それによると、「どうすれば安全を保つことができ、新型コロナ感染症の世界で我々の生活を取り戻すことができるか、症例数は重要ではあるが全てではない」と明言した。
　モリソン首相は「現在の国家戦略は必然的にウイルスを抑制し、できるだけ多くの人々に予防接種をするが、症例数だけに一方で焦点を合わせると、死者だけでなく、重篤な症状に至る人が少なくなるという事実を見落とす。症例数のみから、実際に何人の人が重篤な症状となり、入院を必要としているかに焦点を移すことは、ますます重要となる」とし、「これが我々が他の全ての感染症を管理する方法である」と強調している。