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2021.08.03

WING

三菱重工第1四半期、航空宇宙防衛は事業利益35億円

 スペースジェット損失最小化で、コロナ影響から回復基調続く

 三菱重工業が8月2日に発表した2021年度第1四半期決算(4-6月)によれば、前年同期の純損失591億円から一転して、四半期純利益173億円を確保することに成功した。同日、ウェブで記者会見に臨んだ三菱重工業の小澤壽人取締役兼最高財務責任者(CFO)は「売上および各段階の利益は昨年同期比で増収増益となり、昨年度からの回復傾向が現れている」と話し、コロナ影響からの回復基調が継続していることを明かした。小澤CFOによれば、三菱重工業が有するエナジー、プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステム、そして航空・防衛・宇宙の4セグメント全てにおいて黒字を確保することに成功した。このうち航空・宇宙・防衛セグメントについては、売上収益が243億円減少した1308億円に。事業利益はスペースジェット関連の損失を最小化したことが寄与し、35億円の利益を確保した。

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