記事検索はこちらで→
2021.07.29

ウイングトラベル

★地域と融合した新たな旅行スタイルの構築を

 Withコロナ期における海外旅行のあり方議論

 7月28日に行われたJOTCウェビナーでは、アウトバウンド再開後の新たな日本人海外旅行のこれからの方向性について「世界の潮流」をテーマに世界各国の政府観光局の日本代表を招いて議論を行った。ディスカッションでは新型コロナウイルスのパンデミックを経て、消費者の旅行に対する心理が変化する中で、安全・安心な海外旅行を実現するだけでなく、現地の文化や住民との融合を意識した新しいスタイルの旅行を作り上げていくことが重要であるという意見が寄せられた。
 今回のディスカッションはハワイ州観光局のミツエ・ヴァーレイ日本局長、シンガポール政府観光局の柴田亮平日本局長、そしてフィンランドやバルト3国の日本における観光プロモーションを手がけるフォーサイト・マーケティングの能登重好CEOをパネリストに迎えた。モデレーターは菊間潤吾JATA副会長・JOTC会長が務めた。
 ディスカッションの冒頭で菊間JOTC会長は「新型コロナウイルスの世界的な流行で、観光について再考する時間が与えられた。コロナ前からオーバーツーリズムが問題視され、新たな旅のあり方が議論されてきたが、観光再開への準備を進めていく中で、いかに日本人観光客がウェルカムな存在となることが重要となってくると思っている。そうした中で、国際観光の再開に向けて世界の潮流はどのようになっているのかという視点で議論をしていきたい」と述べた。

 

 コロナ禍でサステナブル観光の深堀りが進む
 新たな旅を共感してもらえる情報発信も重要

お試し価格で全文配信中です