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2021.07.27

WING

東大・JAXA、火星「しわ」形成年代の全球推定に世界初成功

37億年前に火山活動停止、35.5億年前再開も局所的

 

 東京大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究チームが、火山活動で噴出した溶岩に関連して形成されたと思われるリンクルリッジという「しわ」状構造の形成年代を推定し、37億年前には全球的な大規模な火山活動が停止するほど火星内部が冷やされたことを明らかにした。さらに35.5億年前に再開した火山活動が局所的なものにすぎないことのほか、冷却による火星の収縮率が35.9~35.5億年前に最も高くなることも明らかにした。

 

※画像=火星全球でのリンクルリッジの分布と形成年代。青線は特定したリンクルリッジ。数字はBCCに基づき決定された年代(単位:Ga)を指す(提供:東京大学、JAXA)

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