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2021.07.09

WING

経産省、水素航空機技術開発促進で最大約210億円

月内にも水素航空機の空港インフラ検討会発足
 
 経済産業省は政府のグリーンイノベーション基金事業「次世代航空機の開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画において、水素航空機関連の技術開発に対して最大約210億8000万円の予算を確保する方針を固めた。既報の通り(本紙5月25日号)、経済産業省は水素航空機向けのコア技術開発として、エンジン燃焼器・システム技術開発のほか、液化水素燃料貯蔵タンクの開発、さらには水素航空機機体構造検討や炭素繊維複合材適用拡大に向けた研究開発を推進する計画だ。
 研究開発・社会実装計画では今年度から2030年度まで最大10年間(2021年度~2030年度)をプロジェクト期間として想定し、プロジェクト終了までに前述した水素航空機向けのエンジン燃焼器、液化水素燃料貯蔵タンクなど、水素航空機の成立に不可欠なコア技術について、技術成熟度レベル6(TRL6)相当とすることを目指す。

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