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2021.07.08

ウイングトラベル

★東京に宣言再発出へ、夏休みの旅行予約に影響懸念

 ワクチンで明るい兆しも予約鈍化の要因に

 東京都に4度目の緊急事態宣言が発出される見通しとなったことで、ようやく上向きつつあった夏休みの予約動向への影響は避けられない見通しだ。6月以降は職域接種も始まりワクチン接種が進んだことで、接種を完了したシニア層を中心に夏休みや秋以降の新規予約が増え始めるなど、明るい兆しが見え始めていた。旅行・航空各社は夏休みの旅行キャンペーンを開始するなど、予約の上積みに向けてこれからという矢先の宣言発出となる見通しで、旅行マインドや予約動向への影響を懸念する声が出ている。
 JTBによると、7〜8月の国内の企画商品の予約動向は、7月は20年比で115%、19年比で25%となっており、7月は4連休効果もあって前年比では予約動向が改善していた。8月については20年比で80%、19年比は20%で推移しており、これから予約が伸びてくることが期待されていた。ワクチン接種が進み予約が伸びつつあるところだっただけに、宣言が発出されれば影響は出るだろうと見る。

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