★海外ツアー販売のMEGURU、第三者割当増資

　昭文社HD、撤退費用も多額で資本増強決断

　昭文社ホールディングスは、海外旅行先で現地ツアー販売やレストランのWeb予約サービスなどを手掛ける100％子会社の(株)MEGURUについて、株式併合と第三者割当増資を実施することを決定した。普通株式1万株を1株とする株式併合を行った上で、昭文社ホールディングス4500株、サイブリッジホールディングス3000株、秀インター1500株、ピーカチ1500株、エニグモ999株、個人9名に8500株を割当先に第三者割当増資を行う。増資後の資本金は1億9999万5000円。第三者割当増資が予定通り行われた場合、持分法適用関連会社となる見込み。
　(株)MEGURUの主要事業である海外旅行先での現地ツアー販売や、海外レストラン予約等のWebサービス事業は、2020年3月以降に新型コロナウイルスの影響を大きく受けて事実上事業運営がストップしている。未だに海外旅行の再開時期の見通しが立たない中、再開までに同事業を維持していくための費用として年間約1億3000万円（昨年度実績）を見込んでいる。