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2021.06.29

ウイングトラベル

★成田6月の国際旅客便発着、コロナ影響前の2割強

 依然厳しい水準、出国者ほぼ壊滅状態で推移

 成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は6月28日の定例会見で、直近6月(1〜22日)に成田空港へ発着した旅客便および出国者数が、「5月と同じくいまだ低調に推移」したことを説明した。国際線の発着数は2575回で、前年同期と比べれば51.6%増となるが、新型コロナウイルス拡大の影響前となる2019年同期との比較では76.4%減となった。出国旅客数は2万9800人で、こちらも前年同月比93.1%増だが、19年同月比としては96.8%減であり、依然厳しい状況が続いている。
 国内線では、6月の発着回数が1061回になり、前年同期比としては155%増となるが、前々年同期比では66.9%減となった。国際線・国内線とも、6月になっても航空需要の回復は停滞したかたちだ。構内営業売上を見ても、5・6月ともに前々年同期の6%程度にとどまった。

 

 厳しい水際、観光で入国できず5月も低調
 太平洋・アジア線で改善傾向も

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