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2021.06.10

ウイングトラベル

【潮流】ワクチン接種証明者は隔離免除を

 海外旅行の扉が開かれようとしている。新型コロナウイルスのワクチン接種の普及で、欧米では海外旅行が具体的に動き出した。JTBの山北栄二郎社長は先の決算会見で、海外旅行はハワイ、アジア、欧州の一部の国・地域を対象に、9月ころから段階的に始まると展望した。また、トラベル懇話会の原優二会長は同会の総会で、今秋の海外旅行の再開に向けて状況を切り開くことを強調した。
 海外旅行再開の「決め手」となるのは、言うまでもなくワクチンで、ファイザー社やモデルナ社のワクチン接種率の高い国ほど、感染が減速しており、ワクチンの完全接種者に対して海外旅行の門戸が開く動きが出ている。
 米国疾病予防管理センター(CDC)は、新型コロナウイルスのワクチンを完全に接種した人は、感染リスクが91%低減されることが分かったと発表した。また、ワクチンを接種して、新型コロナウイルスに感染した人の症状は軽く、短期に快復することも証明されたとした。ワクチン完全接種は、2回目の接種から14日以上経過した状態という。

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