台風シーズン到来、今年は平年並みの24個前後予想

昨年上陸数ゼロも今年は上陸・接近に注意必要

　毎年、多くの航空便が列島に迫り来る台風によって欠航・遅延することを余儀なくされているが、ウェザーニューズは6月8日、今年の「台風傾向2021」を発表した。それによれば、台風の発生は7月から増え始め、8月をピークに10月まで多いと予測。台風発生数は、既に発生済みの3個の台風を含め、平年並みの24個前後となる見通しになると予測した。台風の上陸がなかった昨年と比較すると、インド洋全体の平年より高い海面水温は予想されていないとして、今年は昨年より本州付近に接近しやすい環境にあって、台風の上陸・接近による風雨の影響に特に注意が必要だと注意を呼びかけた。