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2021.05.31

ウイングトラベル

★成田5月、GW需要伸びず国内旅客4月より悪化

 航空各社減便へ、国際線変化なく低水準に推移

 成田国際空港会社(NAA)の直近5月1〜22日の旅客便速報値と4月の空港運用状況について、田村明比古社長は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でいぜん厳しい状況が続く中でも、前年に比べれば「改善傾向が見られる」とした。しかし、5月の旅客動向は4月よりも悪化したことを明かした。航空各社が4月に「ゴールデンウイークに向けて増便したが、想定よりも需要が伸びなかったため、5月から減便を追加した」ためだと分析。5月の国内線の発着数は速報値で前々年同月比52.8%減の1522回だが、4月の発着数は45%減の2318回だった。
 さらに田村社長は国際線について、いぜん発着・旅客とも停滞している状況で「大きな変化は見られない」と話した。5月の国際線発着は前々年同月比78%減の2430回で、出国旅客が97%減の2万6300人となった。