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2021.05.11

WING

★三菱重工業、航空宇宙防衛は948億円損失計上

 スペースジェットで1162億円損失、Tier1事業にコロナ影響強く

 三菱重工業が5月10日に発表した2020年度決算によれば、スペースジェットを除いた航空・防衛・宇宙セグメントの事業損益は214億円の黒字となった。ただ、スペースジェットの損失分1162億円を計上した結果、同セグメントのスペースジェット損失を含めた事業損益は948億円の損失となったことが明らかになった。ちなみにスペースジェットの損失は期首では1200億円の損失を見込んでいた。
 なお、同社の2020年度連結決算は受注高が20%減少した3兆3363億円、売上収益は8.4%減少した3兆6999億円、事業利益540億円(前年度:事業損失295億円)、当期純利益は53.4%減少した406億円に。このうち航空・防衛・宇宙セグメントの受注高は対前年度比324億円減少した6262億円、売上収益が457億円減の7021億円だった。

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