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2021.04.19

WING

1月の国内航空機生産、44.6%減の920億円に

コロナ影響、航空機生産額が昨年1月比半分近く減少

 日本国内における2021年1月の航空機生産額(製造・修理合計)が920億9100万円と、1000億円の大台を再び下回ったことが分かった。2020年実績では1661億6300万円だったことから、コロナ禍の一年間で約44.6%減少してしまったかたちだ。このうち製造関係の生産額は50.7%減少した749億6900万円と、前年実績の半分以下に。一方の修理関連の生産額は19.7%増加した171億2200万円だった。
 新型コロナウイルスの影響を大きく受けている航空業界。未だ長いコロナ禍のトンネルを抜け出すことができず、業界全体が危機に瀕している。・・・

 

防需製造11%増も民需は66.5%急落
機体34.9%減、エンジン生産額は65.6%減

 

修理生産額は19.7%増の171億円
防衛修理11.4%増、民需は51%増

 

※写真=日本国内の1月の航空機生産額が再び1000億円割れに。長引くコロナ禍で航空機産業は深刻な打撃を受けている。写真はボーイングのチャールストン工場にある787組立ライン(提供:ボーイング)