日野自動車、超低床・前輪駆動小型EV開発

22年初夏市場投入、空港などの市場に期待も

　日野自動車が超低床・前輪駆動小型EVトラックを開発した。2022年初夏には、「日野デュトロ Z(ズィー)EV」として市場に投入する計画だ。
　日野自動車によれば、空港や倉庫、店舗内などの大規模施設内で活用することができるとしているほか、夜間・早朝など、場所と時間を選ばない幅広く活用することが期待できるとしている。
　労働人口が減少してドライバー不足が顕在化する一方で、eコマース需要の拡大などを背景に、物流量は増加しており、物流業界にとって深刻な課題となっている。さらにはカーボンニュートラルな経営に対するニーズも日に日に高まっている様相だ。
　そうしたなか日野自動車は超低床・前輪駆動のEVを開発した。従来の後輪駆動車と比べて床面地上高は半分の約400mmという低床構造とした。・・・

※画像＝日野自動車が超低床・前輪駆動小型EVを開発。空港などで活用可能とみている（提供：日野自動車）

※画像＝従来後輪駆動車に比べ床面地上高は半分に（提供：日野自動車）