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2021.04.08

WING

MC-21-300型試作機が自然着氷試験を完了

氷結状況下でも機体システムは問題なく動作

 統一航空機製造会社(UAC)は4月7日(ロシア現地時間)、MC-21-300(英語読み:MS-21-300)型試作機が自然着氷状況下での認証試験を完了したと発表した。
 認証試験ではアルハンゲリスク空港を拠点に、白海沿岸、バレンツ海のペチョラ湾、ノヴァヤゼムリャ南部、プリポリャルニ・ウラル地域などにおいて、3時間から5時間程の試験飛行を14回実施。試験飛行では、まずクルーが試験に適した雲を探すことから始まり、発見した雲の中を飛行して機体表面に試験に必要となる厚さの氷を形成した。これは試験飛行毎に氷の厚さを変えて実施している。ちなみに、ロシアおよび欧州の認証基準では、7.6cm厚の氷が付着している状態でも設計した飛行特性を維持している必要があるとのこと。・・・

 

※写真=MC-21-300型試作機が自然着氷試験を完了した(提供:UAC)