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2021.04.07

WING

FAA、ジェネアビ操縦士目線で滑走路など動画制作

ジェネアビ機安全向上で米中小空港で制作

 米連邦航空局(FAA)はジェネラル・アビエーション機の事故が多発していることを受けて、米国内33空港の滑走路や誘導路に関する安全動画を公開中だ。各空港の滑走路および誘導路の安全性を高め、誤侵入などを防ぐことが狙いだ。FAAによれば、今後2年間かけて追加で30~40空港を対象に安全啓発動画を制作する考え。
 日本国内でもジェネラル・アビエーション機の事故は度々発生しており、航空局はパイロットに呼び掛けるなど、安全啓発活動を展開中。過去の事故発生事例を分析して、飛行中の制御喪失など、日常運航で陥りやすい落とし穴やその対処法を示した安全啓発動画を制作したこともある。FAAの安全啓発動画は各空港の特性毎の注意ポイントを示すかたちとなっており、注目されるもの。FAAによれば、動画シリーズ公開以降、既に17万回の再生を記録したという。・・・

 

※写真=FAAはジェネラル・アビエーション(エアライン以外のスカイスポーツや測量など航空機事業の総称)の事故多発を受け、安全動画を公開している(提供:FAA)