ロシア、防空射統システム「マギストル-SV」を量産開始

　ロスエレクトロニクスは3月31日（ロシア現地時間）、防空部隊向けの自動射撃統制複合体「マギストル-SV（露語：Магистр-СВ）」の量産を開始すると発表した。
　マギストル-SVは、警戒監視や対空戦闘の調整を目的とした統一制御モジュール。対空目標の自動検出、識別、追尾を行う電子光学ステーションを装備しているほか、警戒監視レーダーとレーダー追尾装置の機能を持つ小型のレーダー探知機を備えている。
　開発はロスエレクトロニクス傘下のベガ・コンサーンが行っており、既存対空兵器を防空制御システムに統合して、精密誘導兵器や多目的無人航空機に対抗することが出来るとしている。

※写真＝マギストル-SV（提供：ロスエレクトロニクス）