記事検索はこちらで→
2021.04.02

WING

大韓航空、アシアナ完全吸収合併に約2年必要

統合効果は最大4000億ウォン、LCC3社も統合1社化

 大韓航空によるアシアナ航空の合併に向けた計画が明らかになってきた。それによると、アシアナ航空をまずは大韓航空の子会社に編入し、約2年程度の統合準備期間を経て吸収合併を完了する計画にあることが明らかになった。去る3月31日に開催したオンライン記者懇談会のなかで大韓航空の禹基洪(ウ・ギホン)社長は「シナジーを期待するためには合併することが不可欠だ」との見方を示し、傘下のLCCについても「ジンエアー、エアプサン、エアソウルを統合して、1社化することを検討中」であることを明らかにした。統合LCCについては、大韓航空とアシアナ航空が合併した新会社の傘下に置く案のほか、現在のジンエアーと同様に韓進グループの傘下とする案の2種類が検討されているという。今後、資金、準備状況、さらには公正取引法上の制限などの諸条件を考慮して、検討した後に合併時期および方法を決定していく見通しだ。
 大韓航空とアシアナ航空が合併すれば、・・・

 

準備期間中はコードシェアなどでシナジー
人員重複、自然減考慮すれば問題ない水準

 

合併でも仁川発着枠シェアは40%未満

 

統合LCC、アジアトップレベルのLCCに
仁川・釜山中心に東アジア・東南アジア路線網構築

 

※写真=大韓航空はまずはアシアナ航空を子会社として、2年間の準備期間を経て統合する。傘下のLCCも1社に統合する

※写真=オンライン記者懇談会で両社の統合について説明する大韓航空の禹基洪社長