新たな社会資本計画と交通政策基本計画策定へ議論

より踏み込んだ目標へ、コロナ禍踏まえた設定求める

　国土交通省は3月31日、第47回社会資本整備審議会計画部会および第45回交通政策審議会交通体系分科会計画部会をウェブ会議形式で開き、新しい社会資本整備重点計画と交通政策基本計画について議論を行った。いずれもこれまでの会合で新たな計画の素案が示されていて、委員らは素案の計画や数値目標（KPI）の設定へ、最後の詰めを行った。両計画の素案は今後、パブリックコメントによって意見を集める。それをもとに5月11日には両部会を開く予定で、ここで計画案について意見交換を行った後、法定手続きなどを経て閣議決定に至ることになる。
　社会資本整備重点計画の素案では、主に6つの重点目標を設置した。1つ目が防災・減災に関する目標で、2つ目が持続可能なインフラメンテナンス関連、3つ目がコンパクトシティやバリアフリーなどに関する暮らしやすさについてで、・・・

※写真＝新たな社会資本整備重点計画と交通政策基本計画の策定に向けて議論