ロールス・ロイス、UltraFanを年内完成へ

新たなエンジンシリーズ誕生への布石

　ロールス・ロイスが、直径約3.5メートルにも達する世界最大のエンジンである「UltraFan」の製造を正式に開始した。同社の英国ダービーにあるUltraFan開発専用施設「DemoWorks」において、最初のモジュール製造が進んでいる。年内にも同実証エンジンが完成する見通しだ。
　ロールス・ロイスによれば、「UltraFan」は今後新しくシリーズ化される可能性のあるエンジンファミリーの基盤となるとのことで、狭胴機と広胴機のどちらにも搭載することができるように開発を進める。初代トレントエンジンと比べて、燃費が25%改善することができる。・・・

持続可能な航空向けたUltraFan

※画像＝ロールス・ロイスがUltraFan実証エンジンの製造を本格化。新たなロールス・ロイスのエンジンシリーズ誕生に結びつく可能性もある（提供：ロールス・ロイス）