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2021.03.31

ウイングトラベル

★中部圏、中部空港二本目滑走建設早期実現要望

 コロナ前過去最高、コロナ後需要拡大見込む

 愛知県、岐阜県、三重県や名古屋市などの周辺自治体、地元経済界らで構成する中部国際空港二本目滑走路建設促進既成同盟会(会長:大村秀章・愛知県知事)は3月29日、国に対して中部空港の二本目滑走路の整備をはじめとした機能強化を早期に実現するよう、あらためて要望した。
 中部空港は近年の旺盛なインバウンド需要に加え、地域一丸となった利用促進活動やエアポートセールスの成果もあって、コロナ禍前の2019年度の航空旅客数が1260万人、発着回数が11万3000回と、過去最高を更新した。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現在は苦しい状況にあるものの、一方でこの地域には名古屋城や世界遺産である白川郷・熊野古道をはじめとした外国人に人気が高い観光資源が豊富に存在することのほか、2022年のジブリパークの開業や2026年には第20回アジア競技大会が開催予定にあるなど、これまでに以上に国内外から往来が増加することが見込まれているという。