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2021.03.25

ウイングトラベル

★TCSA、会員企業の事業継続へ全力で支援

 三橋会長「有能な添乗員の離職引き留めたい」

 日本添乗サービス協会(TCSA)の三橋滋子会長は3月24日に開催された通常総会終了後にメディア各社とのインタビューに応じた。新型コロナウイルスの感染拡大で観光産業全体が苦境に立たされている中で「将来の需要回復を見据えると優れた能力を持つ添乗員が(業界から)離れてしまうことが一番困る」と述べた上で、コロナ禍の中で展開してきたさまざまな支援を引き続き継続していき「離職引き留めにつなげる対策を講じていきたい」という考えを示した。また、協会として長年にわたって準備を進めてきた「TCSAインバウンド検定」を6月に初めて実施することが決定。検定のスタートを契機として「インバウンド事業に関わる機会を後押ししていきたい」と意気込みを語った。

 

 TCSAインバウンド検定、第1回を6月に実施
 初年度は初級のみ実施、中級・上級も順次展開

※写真=通常総会後にメディア各社とのインタビューに応じる日本添乗サービス協会の三橋滋子会長

 

■TCSA通常総会開催、21年度事業計画など承認
 役員改選で新理事に越智良典JATA参与が就任

 日本添乗サービス協会(TCSA)は3月24日「2021年度(第35回)通常総会」を開催した。総会では2020年度の事業活動・収支報告が行われたほか、21年度の事業活動・収支計画、役員報酬規程・役員退任慰労金規程の改定について審議が行われ原案通り承認された。また、任期満了に伴う役員改選が行われ、座間久徳理事が退任し、新理事に日本旅行業協会(JATA)参与で東洋大学国際観光学部教授の越智良典氏が就任した。あわせて、山田隆英顧問の再任も決めた。