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2021.03.25

WING

イージス・システム搭載艦、護衛艦とは別ものか

BMD専任で装備など検討中、イージス艦は8隻体制へ

 防衛省は、今後建造を予定する2隻のイージス・システム搭載艦について、これまで配備を進めてきた8隻のイージス護衛艦とは艦種や装備などが異なる全く別の艦艇になる可能性を示した。去る23日の閣議後会見で、岸信夫防衛大臣がイージス護衛艦とイージス・システム搭載艦が異なるものだと言及した。先ごろ就役したイージス護衛艦のまや型2番艦の「はぐろ」は、中期防で目指すイージス護衛艦最後の8隻目。今後建造を予定するイージス・システム搭載艦は3番艦とはならず、あくまでも「BMDの任務を中心として、必要な装備を考えていくことになる」ため、イージス護衛艦にはならないことを強調した。
 イージス護衛艦の「はぐろ」は3月19日に就役し、自衛隊としてイージス護衛艦8隻の体制を達成した。この8隻のイージス護衛艦は、弾道ミサイル防衛(BMD)だけではなく、海洋に関する日本の防衛全般にわたり任務に就くことになる。一方のイージス・システム搭載艦については、BMDを主たる任務とする2隻を建造するとして、・・・

 

※写真=中期防で目指すイージス護衛艦最後の8隻目となる「はぐろ」。今後計画するイージス・システム搭載艦は、艦種などが変わることになりそうだ