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2021.03.11

ウイングトラベル

★世界の目的地の3分の1が国際観光を完全閉鎖

 UNWTO調べ、変異株で旅行規制を再強化

 国連世界観光機関(UNWTO)が3月8日に発表した最新データによると、新型コロナウイルスの変異株の出現により、多くの政府が旅行規制の緩和に向けた取り組みを撤回しており、世界の約3分の1が国際観光を完全に閉ざしている状況にあることがわかった。とくに、アジア太平洋地域とヨーロッパでは観光客に対して国境を閉ざす国・地域が多くなっている。昨年12月に発表された前回調査では、世界のデスティネーションの70%がコロナ禍で導入された旅行制限を緩和しているとされていたが、変異株の出現などにより、旅行制限を再強化する動きが顕在化した。

 

 32%の目的地で外国人到着時に陰性証明提示
 不要不急の海外旅行延期勧告、市場の44%に

※写真=コロナ変異株により旅行制限が再び再強化される傾向が浮き彫りに。観光業が置かれる危機的状況はさらに悪化か