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2021.03.10

WING

北海道エアポート、21年度に旅客1665万人目指す

221億円の営業赤字想定、コロナ禍で厳しい計画に

 

 北海道の7空港を運営・管理する北海道エアポートはこのほど2021年度事業計画を策定し、7空港合計で旅客数1665万3000人を目指す考えを示した。そのうち国際線旅客は新千歳空港だけで51万4000人とする。貨物量の目標は13万2000トン。それにより、営業収益では540億円を計画し、売上総利益が293億円、営業費用が513億円で、損益として営業損失が221億円、EBITDAでは13億円の損失になる計画とした。同社は、2021年度が7空港の上下一体運営を開始する実質的な初年度だとして、安定した事業実施体制の確立する方針。感染症の厳しい影響が続く中、感染拡大防止を徹底して、地域との連携によってwithコロナ、afterコロナの航空・観光需要回復に向けた取組みを推進する構えだ。

 

※図=7空港の投資計画(提供:北海道エアポート)