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2021.03.03

WING

JAL1月、感染再拡大で国際線は依然低水準

国内線も再び減退、6月時点の60万人台に

 日本航空(JAL)はこのほどグループの2021年1月の輸送実績をまとめ、国際線旅客が前年同月比94.6%減の4万3866人、利用率が18.4%だったことを発表した。国内線旅客の実績は77.1%減の68万4690人で、利用率が31.1%だった。コロナ禍によって、国際線旅客は引き続き1割にも満たない低い水準で推移。国内線は、順調な回復を見せていたが、感染症の再拡大による緊急事態宣言の発令などで再び旅客が減少し、2020年6月の水準まで落ち込んだ。
 国際線は、日本並びに各国の出入国制限によって、厳しい状況が続く。需要を示すRPKは93.3%減の2億7555万5千人キロで、供給を示すASKが68.1%減の14億9892万7千座席キロとなった。12月には旅客が前年比7%となったが、新型コロナウイルス感染症が世界的に再拡大したことや、変異株が見つかったことなどによって、渡航需要はさらに抑制的になった。・・・

 

緊急事態宣言など影響した国内線、12月の半数以下に