記事検索はこちらで→
2021.03.03

WING

NECのAI技術、ロッキードが宇宙船開発に本格導入

有人宇宙船「オリオン」など、システム異常予兆検知に

 日本電気(NEC)とロッキード・マーティンは3月2日、宇宙船開発にNECの人工知能(AI)技術「インバリアント分析技術」を本格導入することで合意したことを発表した。両社はAI技術活用について2017年から協業してきていた。両社は複数年のライセンス契約締結について検討を進めていく方針だ。
 具体的には米航空宇宙局(NASA)の月探査計画である「Artemis(アルテミス)」向けにロッキード・マーティンが開発している有人宇宙船「Orion(オリオン)」をはじめとした様々な宇宙船のプロダクトライフサイクルで活用することを見込んでいる。
 NECによれば、同社のインバリアント分析技術は・・・

 

※写真=NECのAI技術をロッキード・マーティンが宇宙船開発に活用する(提供:NEC、ロッキード・マーティン)

※写真=NECのAI技術をロッキードのデータ分析システムに統合して設計開発・製造・試験段階における異常予兆検知に用いる(提供:NEC、ロッキード)