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2021.02.19

ウイングトラベル

★19年度の海外修学旅行、コロナで4年ぶり減少

 全修協調べ、私立高校は3月実施予定に打撃

 全国修学旅行研究協会がまとめた2019年度(2019年4月〜2020年3月)の高等学校の海外修学旅行の実施状況によると、2020年1月以降に新型コロナウイルスが世界的に流行した影響で、海外修学旅行の実施校数は前年比6.7%減の898校、旅行件数は9.3%減の1146件となり、参加生徒数は7.9%減の15万5535人と、4年ぶりに減少に転じた。実施時期のピークが10〜12月の公立高校は大きな影響を受けずに済んだ反面、10〜12月と3月にピークがある私立高校では、3月に実施予定だった全ての学校が実施を自粛し、国内修学旅行への変更を余儀なくされたことなどから、実施校数、参加生徒数ともに12%台の減少となった。2020年度もコロナ禍で海外修学旅行は実施不可能な状況が続いており、近年のグローバル人材育成の波を受けて18年度まで3年連続で増加してきた海外修学旅行にも急ブレーキがかかっている。

 

 旅行先1位は6年連続で台湾、2位シンガポール
 コロナで全方面的に減少も、私立で英国急増

※写真=海外修学旅行の年度別・旅行方面別の実施状況(全国修学旅行研究協会の「2019年度全国公私立高等学校海外修学旅行・海外研修実施状況調査報告」より)

 

■19年度の海外研修旅行、2桁減と打撃
 3月実施多い北米に直撃、欧州も減少

※写真=海外研修の年度別・研修方面別の実施状況(全国修学旅行研究協会の「2019年度全国公私立高等学校海外修学旅行・海外研修実施状況調査報告」より)