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2021.02.10

WING

ボーイング、空自向けKC-46Aが初飛行成功

新空中給油機、今年6月にも美保基地配備へ

 

 ボーイングは2月9日(ワシントン州エバレット現地時間)、航空自衛隊が導入するKC-46Aの初飛行に成功したことを発表した。航空自衛隊は現在、計4機のKC-46Aタンカーを発注中で、防衛省の説明では今年6月に航空自衛隊美保基地に配備する計画で、受け入れ準備を進めている。
 ボーイングが開発したKC-46Aペガサスは、米空軍の戦闘空中給油機として設計・製造した機体だ。2011年2月に米空軍の次世代空中給油機として選定を勝ち取り、米空軍も2019年1月から導入を進め、マルチロールな戦闘空中給油機として配備が進んでいる。そうしたなかボーイングは去る2017年12月22日、対外軍事有償援助プログラム(FMS)の一環として、防衛省からKC-46Aおよびロジスティック支援として総額2億7900万ドルの受注を獲得することに成功。日本の防衛省がKC-46Aプログラム初の海外顧客となった。

 

写真=初飛行に成功した航空自衛隊のKC-46A(提供:ボーイング)