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2021.02.09

WING

ANA12月実績、国内旅客数は前年60%減の130万人

回復基調から一転急落、国際旅客数は94.2%減に

 全日空(ANA)が2月8日に発表した昨年12月の旅客輸送実績によれば、国内線の旅客数は対前年度月比60%減少した130万172人に留まった。9月以降、政府のGoToトラベルキャンペーン効果などもあって徐々に対前年割れ幅を縮小してきており、11月の旅客数は170万人、対前年同月比52.6%減まで回復させてきていた。しかしながら12月に再び新型コロナ感染者数が急増すると一気に自粛ムードが拡がり、12月の旅客数は130万人台まで急落してしまったかたちだ。
 国内線の座席供給量を示すASKは31.8%減少した30億2388万6千座席キロとしたが、旅客需要を示すRPKは59.1%減少した12億1693万4千人キロとなり、利用率は40.2%となった。10月と11月の利用率は、それぞれ61%、61.5%と60%台だったものの、12月は40%台まで急降下した。
 また、国際線は12月も変わらず路線ネットワークが崩壊した状態が続いたことから、・・・・・・・。