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2021.02.08

WING

ANA21年度貨物運航計画、貨物専用機は週65往復便に

フレイター機は成田空港集約、未就航地点・路線開設も視野
 
 全日空(ANA)は2月5日、2021年度の貨物便輸送計画を策定した。2021年度計画では貨物物専用機による運航便を成田空港に集約することで機材効率を向上させるなど、保有する11機の貨物専用機(777フレイター、767フレイター)を最大限活用する。その上で、チャーター便・臨時便も機動的に設定することで収益を拡大する方針だ。さらに日本発着の輸送需要に加え、成田空港を経由したアジア・中国・欧米間の輸送需要を積極的に取り込むことで、収益向上を図っていく。
 また、需要動向や収益性を都度的確に見極め、現在運航していない地点・路線への貨物便就航も検討するほか、旅客機を利用した貨物専用便についても、機動的に設定していくとした。
 ちなみにANAが発表した貨物便運航計画によれば、国際線貨物専用機の運航便数は2020年冬期ダイヤ期間中に週74往復便だったが、2021年度事業計画では週65往復便に設定。777フレイターによる成田-フランクフルト線を週2往復便(2020年冬ダイヤ:週1往復)に増便する一方、2020年冬ダイヤでは週20往復便運航していた成田-上海線は週12往復に減便。さらに、成田-青島線は週6往復から週4往復便に減便する。・・・

 

※写真=貨物専用機の運航拠点を成田空港に集約して効率を図る