成田、ACIの感染症対策で日本初の国際認証取得

ワクチン流通に航空・空港従業員の優先接種重視

　成田国際空港会社（NAA）はこのほど、成田空港が国際空港評議会（ACI）による「Airport Health Accreditation（AHA）プログラム」の認証を取得したことを発表した。これは日本の空港で初の取得となった国際認証。成田で取り組む旅客・従業員に対する感染予防策や、国内線保安検査場での検温、接触機会を減らす手続きの拡充などが評価されたかたちだ。
　AHAプログラムは、国際民間航空機関（ICAO）策定のガイドラインを基に、ACIが122項目におよぶ空港の感染症対策を客観的に評価する認証。評価項目は、旅客ターミナル内の清掃・消毒、ソーシャル・ディスタンスの確保、マスクなどの着用、非接触化への取り組みなどを含む。全世界では200を超える空港が認証を取得したが、日本では初めての取得になるという。
　ACIアジア太平洋地域事務局では、国際認証による感染症対策を行うとともに、航空・空港関係者が優先してワクチンを接種できるよう、各国へ訴えている。・・・