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2021.02.08

WING

SKY、運航中の操縦室は携帯電話電源オフに

副操縦士による運航中写真撮影で再発防止策

 スカイマークは2月5日、運航中のコクピットで副操縦士が写真撮影をしたことについて、国土交通省に対して再発防止策を報告した。このなかで運航中の操縦室内ではこれまで携帯電話について、電波を発しない状態にすることを求めていたが、電源を切ることとした。
 また、航空法・社内規定の厳守、さらにはコンプライアンス意識の教育などをあらためて実施し、意識の向上を図っていく方針だ。
 この問題は昨年12月21日の羽田発那覇空港行きのSKY521便で乗務した副操縦士(24歳)が、自らのスマートフォンを使って操縦席から撮影した写真をTwitterに投稿していたというもの。運航中の操縦士による写真撮影行為は、航空法上の操縦者の見張り義務違反に該当。スカイマークはこの副操縦士を乗務停止および降職処分とし、同乗した機長についても乗務停止および懲戒(けん責)処分とした。