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2021.02.08

WING

ジャムコ第3四半期、64億1600万円の赤字

コロナ影響、売上高が41.7%減の381億円に

 ジャムコが2月5日に発表した2021年3月期第3四半期決算によると、四半期純損益が64億1600万円の赤字となった。前年同期は3億3900万円の黒字だった。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界の航空機産業は大きな打撃を受けている。その影響はジャムコの業績にも大打撃となっており、第3四半期の売上高は前年同期比41.7%減少した381億2000万円に縮小。営業損益は70億9600万円に損失となり、経常損益は80億8600万円の損失となった。
 なお、通期業績見通しは前回予想から変更はなく、売上高が36.2%減少した584億円と予想し、営業損失が102億円、経常損失111億円、当期純損失は88億円とみている。

 

内装品事業、売上大幅減で経常損失54億円
シート事業は納期先送りなど経常損失24億円

 

 各セグメント別の業績をみてみると、航空機内装品等製造関連セグメントの売上高は前年同期比188億5500万円減少した248億8000万円に留まった。売上高が大きく減少したことが響き、経常損益は54億1700万円の赤字(前年同期:経常利益22億1900万円)だった。・・・

 

機器製造事業、経常損失2億1200万円
航空機整備、装備品整備受注減など影響