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2021.02.08

WING

岸防相、英空母との訓練「国際社会に貢献」

東アジアで覇権狙う中国けん制へ

 岸信夫防衛大臣は2月5日の閣議後会見で、今年実施予定の英国空母「クイーン・エリザベス」をはじめとする空母打撃群との共同訓練について、“自由で開かれたインド太平洋(FOIP)”構想の実現のため「地域と国際社会の平和と安定へ積極的に貢献する」と述べて、実施に向けて英国側との調整を推進する姿勢を強調した。この共同訓練は、去る3日の日英外務・防衛閣僚会合、いわゆる2+2会合で、空母打撃群の東アジア展開を機に実施する考えで一致した。日本側は、同地域で英国が存在感を強めることを歓迎していて、共同訓練により地域で覇権を狙う中国をけん制することが狙いだ。
 岸大臣は、この日英2+2会合で茂木敏充外務大臣とともに、英国の外務・英連邦・開発大臣兼首席大臣のドミニク・ラーブ大臣および国防大臣のベン・ウォレス大臣と幅広い議題で話し合う機会を持てたことを評価。中でも英国がかねてより計画を示していた「クイーン・エリザベス」の東アジアを含む地域展開について、自ら「歓迎する」と述べたことを説明した。その上で、英国がインド太平洋地域の平和と安定へ積極的に貢献する意向を示す上で、空母打撃群の展開が大変重要になると述べた。・・・

 

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