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2021.02.08

WING

米国務省、チリ向けSM-2ブロックIIIAのFMS承認

最大16基をチリ海軍に移管のフリゲート2隻用に

 米国務省は2月5日(米ワシントン現地時間)、チリ向けSM-2ブロックIIIAミサイルと関連機器の有償軍事援助(FMS)を承認したと発表した。見積もり総額は8500万ドルで、国防総省安全保障協力庁(DSCA)は同日、議会に要求承認を通告した。
 今回のFMS内容をみてみると、レール発射型のSM-2ブロックIIIAミサイルを最大16基(メーカーが測定器を取付けた2基を含む)、Mk.89Mod0誘導セクションを2基、Mk.45Mod14標的探知装置キット(シュラウド含む)を1個、中間レベル整備施設や補用備品などのほか、ロジスティクスサービスなどを含んでいる。
 DSCAは、「これらの売却は、近頃チリ海軍に移管した旧アデレート級フリゲート2隻の対空戦能力をサポートするもの」と述べている。