記事検索はこちらで→
2021.02.05

WING

岸防相、サウジ国防副大臣と電話会談

情報収集活動延期を説明、地域の平和へ協力強化

 岸信夫防衛大臣は2月4日、サウジアラビア王国のハーリド・ビン・サルマン国防副大臣と電話会談を行い、自衛隊が中東地域で行っている情報収集活動の延期について説明した。この活動を含め、日本とサウジアラビアは中東地域の平和と安定、さらに航行の安全確保のため、連携を継続していくことで一致。引き続き、防衛当局間の緊密なコミュニケーションを継続し、防衛協力・交流の維持・強化を図るとした。
 中東地域での情報収集活動は、日本関係船舶の安全航行の確保を目的とした活動。このほど自衛隊による情報収集活動を延長し、水上部隊と航空機部隊によって情報収集を行っている。
 また会談では、二国間の防衛協力・交流や地域情勢について意見交換を行い、日本から法に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要だとする考えを示した。そのほか、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、感染症対策分野でも防衛協力・交流を推進していくことで一致した。