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2021.02.05

WING

1月の緊急発進は47回、中国機へ40回、ロシア6回

中国機への発進は20年度3番目、ロシアは最少に

 統合幕僚監部が発表した1月の緊急発進回数は47回で、推定も含め中国機に対する発進が40回、ロシア機が6回、その他が1回という内訳になった。2020年度内の月別で見れば、中国機に対する発進は4月の64回、8月の45回に続く3番目であったが、一方でロシア機に対しては最も少ない回数になった。日本の近隣空域では、諸外国の活動はいぜん活発で、今後も警戒が必要だ。
 航空自衛隊航空方面隊別に見ると、中国機による日本領空への接近が多かったため、南西航空方面隊の発進回数が38回と最多だった。また、ロシア機への対応に当たった北部航空方面隊が6回の緊急発進を行った。また西部航空方面隊では3回発進していて、中部航空方面隊では0回だった。