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2021.02.05

WING

GA-ASI、英国でMQ-9Bの飛行実証を実施へ

オランダを含むNATO諸国向け、今年後半に

 ジェネラル・アトミクスは2月3日(米サンディエゴ現地時間)、ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI)が、自社所有のMQ-9Bスカイ/シーガーディアン遠隔操縦機による英国での飛行実証を今年後半に行う計画を明らかにした。
 この飛行実証は、オランダ含むNATO諸国に対して海上仕様型の一連の運用能力を示すためのもの。GA-ASIでは2018年にスカイガーディアンの大西洋横断飛行を行っているほか、2019年にギリシャでの洋上実証、2020年には日本・八戸で検証飛行を実施しており、GA-ASIの無人機能力が優れていることを示してきた。英国での飛行実証もこれまでの実証をベースとしたものになるとのことで、英国に持ち込むMQ-9Bは、逆合成開口レーダー画像モードを備えたマルチモード海面探査レーダー、自動船舶識別装置(AIS)受信機、高精細度(HD)フルモーションビデオセンサーの光学/赤外線カメラなどを備えた海上仕様となっている。
 英国での飛行実証は、今年7月のワディントン英空軍基地での開催を皮切りに一連の実証イベントを行い、英国が主催するジョイント・ウォリアー演習へのMQ-9Bの参加を集大成とする予定となっている。・・・

 

※写真=GA-ASIは日本などでのMQ-9Bの飛行実証に続き、英国でも飛行実証を行い、オランダを含むNATO諸国向けにその性能をアピールする(提供:GA-ASI)