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2021.02.04

WING

NTT、通信電波測位情報で基地局切り替え制御を実証

ドローン・車などの高速移動体でも大容量無線伝送可能に

 NTTは2月3日、通信電波による端末測位情報を活用した基地局切り替え制御技術を考案し、60GHz帯無線LAN(WiGig)と最高時速300kmのフォーミュラカーを用いて実証することに成功した。この成果についてNTTは、ソフトハンドオーバ機能を有していない無線伝送システムであっても、ドローンやクルマなどといった高速移動体に対して高精細映像データなどの大容量無線伝送を適用できる可能性を示すものだと評価した。
 同社の実証実験は、昨年12月22日~23日に富士スピードウェイで開催された「全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト・ルーキーテスト」で実施されたもの。レーシングチーム「DOCOMO TEAM DANDELION RACING」、NTTドコモ、ドコモ・テクノロジが協力して実施した。・・・

 

※写真=実証実験で用いたフォーミラーカー(提供:NTT)