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2021.01.14

WING

第1空挺団、新型コロナで降下訓練始めを縮小実施

岸大臣「感染予防対策を徹底し訓練に励む様子確認」

 陸上自衛隊第1空挺団は1月13日、習志野演習場で「令和3(2021)年降下訓練始め」を実施した。新型コロナウイルス感染症の第3波到来による緊急事態宣言化という、例年にない状況下での訓練となった今年は、一般公開を取り止めた上で、駐屯地における献花や儀仗、跳出塔・降下塔展示を中止したほか、地上訓練展示もヘリ戦技展示に切り替える、米軍が参加しないなど、実施規模を縮小するとともに、参加隊員も全員マスクを着用して参加した。
 雲一つない晴天の中行われた「降下訓練始め」では、第1空挺団長の堺一夫陸将補以下、空挺団隷下の部隊長らが降下。更に第1空挺団の隊員約240名が空挺降下し、薔薇の様なパラシュートの花を藍より青い大空に咲かせた。また、ヘリ戦技展示では第1空挺団と第1ヘリコプター団によるヘリボーン作戦の様相を展示した。訓練間の支援航空機としては、航空自衛隊のC-1輸送機2機とC-130H輸送機2機、C-2輸送機2機のほか、陸上自衛隊のCH-47ヘリ5機、UH-1ヘリ4機が参加している。
 「降下訓練始め」を視察した岸信夫防衛大臣は視察後の臨時会見において、・・・・・・・・。

※写真=新型コロナ感染症流行による緊急事態宣言の中、第1空挺団は「令和3年降下訓練始め」を規模を縮小して実施した(代表撮影)