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2020.08.25

ウイングトラベル

★米環境保護庁、抗ウイルス噴霧剤を緊急承認

 コロナ死滅効果持続、AAL全機・各施設使用

 米国環境保護庁(EPA)のアンドリュー・ウィーラー長官は8月24日(ワシントン現地時間)、テキサス州に対し、アメリカン航空とトータル・オーサペディックス・スポーツ&スパイン社に対し、新型コロナウイルスにも効果を発揮することが期待される静電噴霧式の抗ウイルス性表面コーティング剤「SurfaceWise2」について、その使用を許可する緊急免除措置を発令したことを発表した。
 この「SurfaceWise2」はアライド・バイオサイエンス社が開発。同社が米国内で製造し、塗布後、2時間以内にコロナウイルスなどのウイルスや細菌を不活化し、最大7日間に亘ってウイルスや細菌に対して効果を持続させることができる。

 

 アメリカン航空、数ヵ月かけて全機に
 アメリカン・イーグルや各施設も

 アメリカン航空の最高執行責任者(COO)であるデイビッド・シーモア氏は「当社は、ウィーラー長官と、当社のお客様とチームメンバーをインフルエンザやコロナウイルスなどのウイルスから守るためにSurfaceWise2を厳密に評価してくれたEPAの多くの勤勉な専門家に大変感謝している」とコメント。「SurfaceWise2は、空に戻ってビジネスを再開する準備ができているお客様の空の旅をより安全なものにする」と話した。

 

※写真=米環境保護庁が7日間効果が持続する静電スプレーの使用を緊急承認。アメリカン航空が全機、各施設を対象に今後数ヵ月間かけて塗布する(提供:EPA)

※動画=アメリカン航空の感染症対策のための機内消毒・清掃の動画(提供:アメリカン航空)
http://jwing.net/w-daily/pict2020/2008/0825epa1.mp4