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2020.08.24

ウイングトラベル

★カンタス、国際線再開「来年7月まで可能性低い」

 ジョイスCEO「2021年も厳しい年」と予想

 カンタス航空グループは8月20日(現地時間)、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国際線の運航は2021年7月まで再開する可能性は低いとの見通しを示した。ただ、オーストラリアとニュージーランド間の運航については、来年7月以前に再開する可能性があるとの認識を示した。
 カンタス航空のアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は「2021年も厳しい年になることは明らか」とし、「フライング・カンガルーの羽は今のところは切れてしまっているが、野心は十分にある。我々はそれを実現するつもりだ」として、回復に向けたリカバリープランの施策を推進していく考えを示した。
 新型コロナ危機は、カンタス航空グループにも例外なく襲いかかった。同日発表した2020年6月期決算(19年7月−20年6月)では、売上高が20.6%減少した142億5700万豪ドルとなり、税引き後の損益は19億6400万ドルの赤字に転落した。前年同期は8億4000万ドルの黒字を計上していた。

 

※写真=国際線再開の可能性についてジョイスCEOは来年7月まで可能性が低いことに言及。回復に向けた道のりは長く厳しいものになりそうだ