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2020.08.19

ウイングトラベル

★コロナ後の海外旅行、訪日がアジアで1位

 政投銀と交通公社調査、衛生面を評価
 三密避け、ダイナミックパッケージに人気

 日本政策投資銀行と公益財団法人日本交通公社が共同で実施したアジア・欧米豪12地域の訪日外国人旅行者意向調査によると、新型コロナウイルス感染症終息後に旅行したい国として、日本がアジアで1位、欧米豪で2位に選ばれた。日本は安心・安全・衛生面から評価され、旅行形態は「三密」、ソーシャル・ディスタンスの重要性からフルパッケージよりもダイナミックパッケージに人気が集まった。
 同調査は6月に実施。今年後半の海外旅行のハードルは長距離であるほど高く、6月以降に海外訪問すると回答した割合はアジア、欧米豪ともに20%を切り、海外訪問予定者もコロナへの不安を抱き、とくにアジアはその傾向が強かった。
 海外観光旅行の検討を再開するタイミングは、「抗ウイルス薬の開発など、新型コロナの脅威が消滅してから」、「渡航希望先の安全宣言後」、「自国の出国制限措置の解除後」という回答が多く、訪日外国人旅行者数が従来通りに戻るには相応の時間を要するとしている。
 コロナ終息後の海外旅行意向は、アジアで86%、欧米豪で74%と強く、その理由は「海外旅行が好き」のほか、アジアを中心に「リラックスや癒やしを得たい」、「海外で体験したいことがある」が多く、海外旅行再開の時には予算を増加し、滞在日数を長期化するという回答が相対的に多かった。

 

*Photo by pexels-dsd